婚活も、恋愛も、仕事も、人生も、あらゆるジャンルにとてもたくさんのマニュアル本が出ていますよね。数々の成功と失敗の実例から生まれたノウハウはとても貴重です。
「この通りやっていればきっとうまくいく」と、心から信じて主体的に行動していればうまくいくことが多いですよね。が…「本当かなあ?」と感じつつ、言われた通りずるずるやり続けている時もありうまくいかないことも。
今回は事例を挙げて「言われた通りやらなきゃだめ」というマインドがどういう事情から生まれたのか? そんなことにも迫っていきます。
本日のテーマ
「言われた通りやったのに失敗したじゃん!」って言う人、いますよね。
「言われた通りにやってればうまくいく」 って成功事例をたくさん持ってるんでしょうか。きっと優秀な子供時代を過ごしたんでしょうね。
親の言う通りにやってきて(塾の先生、学校の先生含めて)、「言われた通りやればうまくいく」という風にしつけられて。

「これまで言われた通りやったらうまくいってきたのに」

「なんで婚活では失敗したのよ!」って思ってる人はいませんか?
言われた通りにやって失敗する人っていうのは、方法論を頭で考えてないってことになりますよね。
例えば、お見合いはどれくらいの時間で、会ったらどんな風に挨拶し、そしてどこら辺でこういう風に場所を探して進めて……、事前に行って下見をし……、とかまあ大事なこともありますが、一挙手一投足がマニュアル化されています。
でも言われた通りやってもうまくいかない時ありますよね。そっちの方が多いかもしれない。
テストでも記憶しちゃったものをそのまま書き込むテストと、自由筆記のテストとあるじゃないですか。暗記力が試されるのとクリエイティブな感じが試されるのと。
作文とか自由記述のテストの場合は、その人の考え方が出ちゃいますからね。そう言う種類のものを言われた通りやっても失敗しますよね。それは当たり前だと思うんです。
婚活でマニュアルは通用しない
お見合いだって交際だって、その人のその人らしさが分からなかったらやっぱりね…。
プロフィール上で、年収が良くて身長が高くて、そしてまあ親にも問題なさそうだしとか、そういうことだけでご挨拶してお話ししても……、魅力を感じなければ、ダメですよね。どういう人に会ってきたきたかさえ、記憶が残らないかもしれない。
私たちはマニュアルに縛られちゃっている部分っていうのもありますよね。でもだからってマニュアルがない方がいいってわけではないんです。
過去の実績・学びの結果として、マニュアルがあるって事はどれほど便利か。そういうことも全部蓄積の結果として、これはこういう風にした方がいいっていうのを集めて、教科書とかマニュアルはできてきているわけだから。それは私たちの大事な知的財産であるわけです。
それはそれでいいことだけど、それしかできないっていうのはだめですよね。

何かを作り出す力(創造性)がなかったら、実際なんの意味もないというか。

知識の披露では、そこに魅力はないよね。「結局何を話したんだ?」となるよね。
ある会員のトラウマ事例
英会話の塾に通って、「先生の言われた通りにやったんですけど、なんかうまくいかなくて……。なんかちっとも上達しなかったんですよ」って言って、がっかりしていた。
それを聞いて私、「えー、なんでそんな『言われた通りにやったのに…』って、なんでそんなに執着するんだろう?」と思っちゃって。その人、言われた通り従順にやるばかりの人じゃないんですよ。「言われた通りじゃないことをいっぱいする人」なんです。
自分の方から関わりたい時は、どんどん声をかけて関わっていったりするタイプの人なんですよ。特にそれが自分とあまり関係のないようなことだと、もっと自由にできるみたいな、ファイトを燃やしてやったりしているから、「言われた通りにやった」なんて変なこと言っているな?と思って。

それで「言われた通りにやってうまくいかなかったみたいな過去があるの?」って聞いてみたんです。

なるほど。「やっぱりあれかな?」ってのが出てきたの?
そうですね、子供の頃を思い出して……、3つだったかな? 指をね、包丁を持ち出して、指をバッツって切っちゃったそうで。お母さんのお料理のお手伝いかなんかで。指が真っ二つになっちゃって。本当に小さい頃ね。
その切れちゃった指を持って、バツンとやった瞬間にもうとにかく早くなんとかしなくちゃって。今は全然事なきを得ているんだけど、とにかくがっつり2つに切れちゃった、ってことがあった。
心の中で深く決めたこと

それでその時に、心の中で学んでしまったのは、

「言われた通りにやらなかったから失敗したんだ」って?
「余分なことをやっちゃいけないんだ」と。罰を受けたみたいになっちゃった。でもそう言う言葉では、誰も叱っていないんですよ。
私が「ああ、そうなんだ……」って思ったのは、つい「誰かから叱られたからトラウマが起きた」とみんな思っちゃうじゃないですか。
誰も叱っていないんです。ただ自分の中でものすごく「言われた通りをやらなくては」となってしまった。
そうは言ってもその彼女、言われた通りをやらなくてはってずいぶん自分を叱っていた割には、ずいぶん言われた通り以外のことも自由にやってきたので、不思議だなと思って。
なぜその時にだけ「言われた通りやってきたのに」っていう言葉が出たのかって。
トラウマが発動する時

うーん本人が「こうやりたい」と強く思い込んでいる時に、それが出るのかな?

そう! アイデンティティに関わるような場面でね。
今とにかく外国に行って、英語でなんとか自分自身の力で仕事につなげていきたいと思っている。まさにその時に、その大きな幼い時のトラウマがばーっと出てきたわけ。
「わーすごいな、こんな風に人の人生に影響しちゃうんだな!」って、ちょっと久しぶりに思いました。
かと思えば別の人の話ですが、
結婚して、すごく幸せなご主人と、幸せなご両親つまりご主人のお父様お母様とか、親戚の方とかね、すごく彼女思いで、よくしてくださるんですって。だけど何かちょっとつまずくようなことがあって、「それってどうしてそんな風に思うの?」って聞いたら、「え?だって誰も助けてなんてくれないから」ってひとこと言ったんですよ。
「え?だってあなたさっき、『お父さんもお母さんもご主人もそしてご主人の親戚も、私の味方だ』って言ったばっかりなのに。「誰も助けてくれない」って?何のこと?」って聞いてみたら、やはり幼少期の話でした。
一番つらかった小学校の何年かぐらいの時に、お母さんが完全に発症しちゃって頼れなくなって、そして家族離散で、離婚して自分はお父さんの側で苦労して…みたいなその一連の出来事=「誰も助けてくれない」というところへ、ふっと戻るらしいんですよ。
「うわ、どこから出てきたこのセリフ」みたいな。すごいものがありますよね。
あと、私の場合。「言われた通りやってれば」じゃなくて、「お前はただ言われた通りやってりゃいいんだ」って言葉が残ってます。それはもう何回となく人生の中で「お前はただ言われた通りやってりゃいいんだ」って。でも、それでも言われた通りやらない(笑)。集団行動みたいなときに、そのセリフを言う人が必ず現れる。
だから子供時代のそういう苦しかった体験っていうのは、大事な局面でそこにふっと突然ブレーキがかかってきちゃうんですよ。
面白いでしょ? まるでなんかふと落とし穴に落ちるみたいなね。
それまで普通にクリアに考えられてたのに、頭が突然バカになっちゃう感じですよね。
本日のまとめ

自分の大事な局面を完全に一人で考えていると、そこに落ち込んでることも気がつかなかったりするんですよね。

でも話せば、大丈夫だったと思い出せる状態に立ち戻れるんだよね。
そう。「そうだった、私は別にみんなに助けてもらえるんだった」とか、「言われた通りじゃなくてもいつでも大丈夫なんだ」とかね。
なので、日々の周囲とのコミュニケーションや、カウンセリングなどはとっても大事ですよね。
そんなわけで、私たちは婚活関係に特化してるわけでもなく、様々なことをカウンセリングしています。定期的なカウンセリングって、やればやるほど自分の人生が開いていきますので、もしよろしかったら是非、体験カウンセリングをお試しいただければと思います。
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