結婚できたら今までの人生がチャラになる?婚活心理学で探る「こんな私」とは?

婚活 お悩み

婚活中の方は結婚に対していろんな期待がありますよね。

結婚=幸せ。結婚=安心。結婚=達成。結婚=承認欲求が満たされる!

そう。だからこそ、「結婚できたら今までの人生がチャラになる!」…

チャラ?…借金でもしたんでしょうか?

この気持ちの深層心理を探ります!

(こちらのブログは下記YouTubeと共通のテーマです。)

この記事を書いた人
yuda

*湯田佐恵子プロフィール*
2000年「婚活カウンセリング&結婚相談所リアルラブ」を開設し夫博和とともに今年で25年。そもそもは自分の「結婚できない症候群」のため学び始めた心理学やセラピーだったが、婚活相談以外にも、人間関係、夫婦関係、妊活、子育てなども好評。

「結婚さえできれば人生リセットできる」は婚活で陥りやすい心理

結婚で帳消しになると思っていませんか?「こんな(○○な)私」。

こんにちは!

婚活心理をお伝えしている東京恵比寿にある結婚相談所、婚活カウンセリングのリアルラブ

婚活メンターのさえです。

みなさんは「結婚できたその暁には…今までの人生がチャラになる!!」と思っていませんか!?

「今までの人生がチャラになる」と思うのはなぜか?

それはね…

結論から言います。

自分のことを「こんな私」で恥ずかしい…と思っているから。

過去の自分をチャラにしたい心理とは? 結婚への大きすぎる幻想

「恥の上塗り人生」がチャラになるのが…結婚!?

え?都合が良すぎ…?

でも、案外婚活している人でそう思っている人はいます。

「こんな私に一生付き合ってくれる人なんて、本当にいるかな?」

「こんな私がお相手にとってたった1人の大事な人になれるかしら?」

「だって私は○○もダメだし、△△もダメだし…。」と自信ない。

そんな自己イメージだから、フラッと目の前に現れた異性に「絶対こいつをモノにせねば!」…と必死でしがみつき、そしてやっぱり嫌われて…!

「まさに思い描いた通り」のネガティブな体験を積み重ねてしまい…ああ、負のループ。

私たち夫婦も経験した「こんな私」という自己否定からの婚活・結婚

それでは私たち夫婦の事例です。

「こんなお恥ずかしい私ですみません!」という気持ちは誰でも持っていると思います。

でも人によって少しづつ違いますので、私たちの事例です。

「こんな私」ってどんな私?

私は、どこか「社会的な大人になれない」みたいに思われているんじゃないかと、「大人になれない私で申し訳ありません…」みたいな。

私の場合は「人と上手くやっていけない私」。だから「愛されない私。」もある。

そうすると「こんな私が選ばれるはずがない」となってしまいます。

「結婚=人生チャラ説」の真実を心理学的に見ると?

「結婚できたら今までの人生チャラになる」と実感できた瞬間は…?

結婚で、自分の旧姓を手放せて、新しい姓が名乗れた時*。

当時自分の生い立ちから名字や、名前に激しく嫌悪感があったんですね。

なんだか今までの申し訳ない人生が旧姓と共に免罪となった気分。

まさに「これで恥ずかしい半生がチャラだ!明日から私生まれ変われる!」と。

(*今は「夫婦別姓」が叫ばれる時代ですが、今もお相手の姓を名乗ることに「相手を受け入れることの本質的喜び」を感じている人はたくさんいると思います。上記の自己嫌悪ゆえのチャラ話とは別に考えてくださいね。)

結婚したら本当に過去はリセットされるのか?

結局自己嫌悪を抱え「チャラになれるかも」と期待し結婚したことになります。

さあ、結婚したらどうなったか?

実際、チャラになる感じはちょっとありましたね。周りからは「えっ結婚したの?」って認められたし、社会的な認知というか、成長を承認されたような体験はいっぱいありました。自分の中で自分を卑下していたにも関わらず。もちろん、単に「周りからそう思われている」という思い込みが大きかったのかもしれないですけど、周囲の見方がくるっと変わった感じはありました。

そうだね。実際結婚したことで、会社の中でも信用とか信頼が上がって重い仕事を任されたりとか、会議の司会を頼まれたり。急に株が上がったというか、大人として扱われた。

ただ…。新婚時代は数か月で過ぎ、慣れるにつれ「新しい名前でも同じか…」と

なりました。

自己イメージが低いままだと、結婚後も関係がこじれる原因になる

つまり上記の私の場合、名前が変わって周囲は変化しても自分自身が変化しなかったわけです。

その貴重な喜びの体験をしっかり受け入れないと、無意識層が「いつも通りの自分」の体験に戻してしまいます。

「『こんな私』なのに相手が結婚してくれた。」という認識だと、なんだか申しわけない感じで、二人の関係が対等じゃないですよね。

対等性って主観的なものですが、自分が相手と対等ではないと感じていると、2人の関係に問題が起きやすくなります。相手に対し、遠慮やしがみつきが起きそうな気がしませんか?

結婚した後も変化した現実を受け取らず「こんな私が結婚できるはずがない」とまだまだ信じていると、無意識はその証明をしたがり、「ほーらやっぱりあっという間に終わってしまった!」という現実を作り出してしまう事もよくありますよね?

結婚で人生を変えたいなら、婚活中から意識したい心の準備

ということで、「結婚しても今までの人生はチャラにはならない。」というのが結論です!

そればかりか、婚活中から「こんな申し訳ない私」というスタンスのために「やっぱりだめだった…」という負の連鎖の無限ループにはまりやすく、結婚までの距離も遠くなりかねない。

だとしたら…

「こんな申し訳ない私」と自分自身について感じていたことに気づいたら、なぜ「こんな申し訳ない私」と感じているのか?自分を探ってみよう。

自分自身がそもそも自分に対して感情な期待をしていることに気づきましょう!何か行動するときに「こうするべき」「こうしなければならない」に支配されていませんか?

誰しも、本当に生きたいように生きることが大事。今までどんなに生きたいように生きていてもパートナーシップは選択できます。生き方がはっきりしている人ほど逆に同じ気持ちを持っている相手を引き寄せます。「こんなワガママ三昧な私を受け入れてくれる人なんか世の中にいない」と思ってしまうとそんな結果が手に入ります。

さあ、自分の「こんなダメな私」「こんな申し訳ない私」に、婚活中から向き合ってみませんか?

そんなネガティブな自己イメージを持つに至ったいきさつが過去の必ずあるはずです。その体験を発見し胸に落ちると、いかにそれが思い込みに過ぎなかったか、自分を卑下しなくていいかわかります。(一人では難しいと感じたらメンタリングセッションを体験してみることをお勧めします。)

心の軸(方向)が定まると、相手選びもブレなくなる

こんな生き方がしたい!と何かが見えている人は「そういう生き方、いいですね!」と理解をしてくれる人が現れます。自分の人生の方向が決まっている人ほどパートナーを見つけやすいです。

それじゃそんな風に、自分の生き方が定まるにはどうしたらいいの?

ですよね。そこです!

まだまだ多くの方は大なり小なり「こうしなきゃいけない」という枠の中に自分を縛って生きています。「親からはこうしなさいと言われてきた」「大人になってからは会社から業績をあげなきゃダメだと言われてきた」など、いろんなプレッシャーを感じてますよね。

こういう時、もちろん違う環境に身を置くために頑張って努力し続ければベストですが、「いやいやそこまでもモチベーションが上がらないよ」という方も多いのでは?

結婚したいのに婚活を頑張れない…その心理に関心を持つ

そんな時、「自分はダメだ!」と否定し無理矢理あがかなくても大丈夫。「そこにはどうも自分のモチベーションは湧かないな」と一旦自分の現状を受け入れる

例えば、婚活でパートナー候補と会ってみて、「この人ってこういう人なんだ、ふーん、ちょっと私と違うけど、とりあえず今は婚活だしこの人良い所をもうちょっと見てみよう」と選択するのも「自分の現状を受け入れる」ことになると思います。

受け入れると、次のステップが始まる可能性が生まれますよね。

「こんな私」こそが、内なる大きなモチベーションかも?!

これから話すのが、一番大事なこと。

率直に言って、「こんな私」が、チャラにしたいような「ダメな私」しかないなんてありえないです。

理由はその人の持ってる弱点そのものがすごい個性だったりする場合もあるからです。

いや「こんな(ダメな)私」そのものが、その人の持っている強烈な個性の泉だと思っています。

もしかしたらちょっと強烈過ぎて、まだ社会に認知されてないかもしれないし、まだ自分でも理解できてないかもしれないけど、そこが自分の秘めたる最高のモチベーションだったりしませんか?そんなモチベーションこそ、人は「才能」と言いますよね!

「たらいの水と一緒に赤ちゃん流してしまう」ということわざがありますけど、こんな(ダメな)私」を流さない=チャラにしない、ということですね!

自己否定の奥にある「本当の願い」に気づくことが婚活成功のカギ

認知されていないのが前提のモチベーションですが、例題として最初に上げた私と夫の「こんな私」を改めて隠れたモチベ―ションとして見直してみると…

「こんな、社会的な大人になれないダメな私」だったよね。

と言うことは…大人にならずにどこまでも好きなことを好きにやりたい…。

ああ、なるほど!そう思っているかも。

 

私は「人と上手くやっていけない私」。ということは…

人とうまくいかなくても、いつまでもチャレンジし続けたい!

実際周囲の承認がなくても延々とチャレンジし続けるモチベ―ション、小さいころからあって親がびっくりしてました。今もそうですねー。

ちょっと驚いたので、会員さんにも質問してみました。

Kさんの場合:私のダメなところ?うーん、とんでもない、かな。

「とんでもない私」→

「とんでもないことを、めちゃめちゃやりたい」?

「ああ!確かに~!!」と狂気乱舞!(笑)

Oさんの場合:私、どこまでも、普通になれなくて…

「普通じゃない私」→

「どこまでも普通になれなくていいよ、と伝えたい」?

 

そうです…!子供たちにいつもそう思って接しています!

(お子さんを面倒見るお仕事の方です)

 

「『こんな私』だからこそ感謝」です。

「こんな私で生まれておめでとう」です!

「ダメな私」を受け入れると、結婚相手が引き寄せられる

「こんな私」を「自分らしく生きる」。

そうすると、先ほど言ったように結婚相手を見つけやすくなります。

自分に対して優しくなってる感じがしますよね。これこそが自己肯定感。

本当に大事な自分の持ってる要素。弱点をよく見ると強烈に魅力的な個性がそこに眠っている。

そうすると、相手の方の欠点にも優しくなれるかもしれない。

自分の弱点を受け入れている人は人の気にしてる弱点も鏡のように愛せるし、「そんなに恥ずかしがらなくて大丈夫」と言えます。

ということで、「こんな私」とても大事なことです。

「こんな私」を恥ずかしがらない。むしろ尊いこととして受け止める。

「こんな私」を愛し続けるのがパートナーシップの原点

それでは「今までの人生がチャラになるってことはない。こんな私は今もこれからも生き続ける」ということ、わかっていただけましたでしょうか?

生きている限り、「こんな私」が生き続ける。共に生きるということですよね。

それが結婚相手を引き寄せ、互いに癒し合える関係を作る。

自分自身が「こんな私」を大事に受け入れて可愛がってあげる、気に入ってあげる。

もし、「そうはいっても誰も承認してくれない!」という気持ちがあったら…

婚活・結婚で悩んでいたら、リアルラブはお役に立てるかもしれません

心理カウンセリングで見える、自分らしい結婚の形

これはどこまでも「自分が自分自身を受け入れる」という作業。

が、「そうはいっても…自分への疑いが出てきてしまって、結局元の『こんなダメな私』にしがみつこうとしてしまうんです…」という方へ。

そんな人のためにリアルラブではメンタリングセッションを行っています。体験は無料です

zoomでもでいますので一度試してみてください。

自分自身の「自分らしさ」とは何なのか。あなたはわかっていますか?自分らしく、安心して心から楽しめたり癒されたりする結婚生活とはどんな形なのか、じっくりとカウンセリングで探ることは心から楽しいことであり、自分自身の人生を豊かにしていきます。

リアルラブの婚活カウンセリングで「チャラ願望」を卒業しよう!

自己否定する癖を完全に手放す必要はありません。でも日常でその癖に気づいていれば、それが自分の本当の姿ではないことがわかります。あなたの「チャラ願望」、卒業できますよ!

どんなことでもお気軽に話してみてくださいね!

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