婚活で交際に入って、結婚を考えようかな…と思ってるときにちょっと気になることが出てくることありますよね。
今回のケースは、話が盛り上がったときにお相手の批判や文句が激しすぎる!
思わず引いてしまって交際継続の気持ちが冷めてしまったケースです。
怒りに関して過度に感情的になるのは、「人とあってはならないこと」と否定して生きてきたのかも?
さあ、こういった、生育歴などの違いが価値観の違いを生むことはよくあります。
自分にとって「価値観が共通している人を探す」となっても全く同じ価値観の人なんていません。それが幸せとは言えないかもしれませんし。いいなと思う人と前向きに寄り添って生きていきたいですよね。
でも、多少の価値観の違いは超えられますよ。
どう超えるか?お伝えしています。
こちらの内容はYouTubeでも公開中です!
本日のテーマ
交際相手に安心できない時。
うちの会員さんの話ですが、交際中の方と話がちょっと盛り上がった時に「絶対それはそうですよ!」「だって、あれはああですよ!」って相手がすごい力入っちゃった。「私も同じ意見だけど、こんなに盛り上がるなんて怖い…」と思っちゃったと。
批判とか文句口調みたいなこと?
そうなんでしょうね。ある意味で怒りが入ってるんでしょうね。
攻撃性か。そこに反応?
相手の怒りに恐れを感じる
この攻撃性に恐れを感じちゃったわけですね。
女性だけのことじゃないかもしれないけど、比較的そういうケースってありますよね。
そうですね。男性もそういうケースありますよね。女性に恐れを抱いて。
男性もありますよね。つまり心理学的に「投影」として解説すると、本人が過去攻撃性に悩まされたような体験があるのかもしれないと。ただ単純に「慣れてない」と感じるケースもありますね。
なるほど。「家族の中の誰を思い出すでしょう?」と聞くと「いません」みたいな。
そうそう、そうです。
まず、「投影かもしれない」と思える場合は投影の実習をします。
例えば、ある人が特定の行動をされるとすごく許せない、ということがあったとします。こちらは「なるほど。身近にそういうことをする許せない人を知りませんか?」と聞くと、親との関係で、似たような許せない体験があったと思い出す。それを知らず知らず別の人に映し出してしまっている可能性があるとわかる。見たくない自分自身の姿を相手に映し出すのが投影なので、「これは親との体験を投影(転移)しているかもしれない」と気づくことができる。
怒るのは良くない症候群
これは実は深いんです。
相手の言動を許せず「良くないこと」として否定して生きているから、いつも「いい人」でなくちゃいけない。「怒りを相手にぶつけてはいけない」から極力我する習慣の中で生きているわけですよ。
「自分にはそういう攻撃性はない」と蓋をしたっていうか。
それ以上の怒りを出すことは本人の中では絶対許されない行為だと。
家族全員そうだったのかもしれないね。
そういうケースもありますよね。怒りは全て家族全体で封印されてたと。なるほど、だから「家族の中ではそういう人はいません!」となるのかも。
そういうケースは僕もとてもよくわかります。
そうすると、「感情を出すべきではない」という観念に縛られているから、その観念によってどれほど自分自身を抑圧しているか気づかない限り、相手のやってることを受け入れられない。別に相手は暴力を振るってるわけでもないのに、ついつい暴力的なところまでイメージしちゃうみたいな?ありそうですね。
なぜ過剰反応が?
自分自身が案外危機的な恐怖を感じているのに相手は違う。そもそも恐怖の範囲を感じる安全枠のキャパが違ってる可能性もありますからね。
この人は池のような狭い安全枠しかないのに相手は湖ぐらいの枠を持ってるとすると、湖の水が流れてきたら池が溢れちゃう!抑圧的な性格の場合、あふれやすい状態になってしまう可能性がありますよね。
自由奔放に振る舞ってるように見えても、その人は気づかないだけである部分においては抑圧しているかもしれない。だから気づきが必要ですよね。「なんでそんなに怖いと思っちゃうのか」って。
ある意味過剰反応みたいな。
被害者にならない
そんなに心が騒ぐってなんだろう?と自分の心の中を見つめてみると「相手への批判」を超えることができます。
この間ある恋愛中の人が自分の1人暮らしの部屋に彼氏がやってきた時、「どうして私、同じ部屋に彼がずっといるのが嫌なんだろう」と思ったと。それじゃ、それを深く見つめましょうと。
「どうしても相手がいけないことをしてるって思えちゃう」そうです。いつも彼と喧嘩が始まっちゃう。その理由が「もしかしたら私が、疑っている自分を許してないのかも…」と気づいた。
相手が居ると窮屈に?
ちなみに「妹だったら一緒に住んでても平気だった」って言うんです。
生活を共有しても?
そう。「妹は私の男性的な自由奔放さについて来てくれる」と。その彼氏も自由奔放ささがあるから「自分の今までの生き方と違う生き方をしなくちゃ」という思い込みがあるんですよね。
ちょっとなんか受け身な感じがする。
そうなんですよ。でもまあ男性性が強い男性を受け入れてあげるのは自分にとっては1つの珍しい喜びだったりするのかも。
肯定的な面はね。
だから悪いことばかりではない気もするんですね。やがては慣れるかもしれないと。
慣れっていうのは大事だよね。
対等さを失くしてしまう
もしかして、対等さがあればもうちょっと近付けるんじゃないかなと。
対等さがない?
昔の夫婦関係だと、お父さんはすごく態度が大きくて妻や子供達は「ほらお父さん来たから静かにしなさい」みたいに気を遣う。
家父長制は、お父さんを立てないといけない。
対等じゃないのが前提だったから。そういう意味で時代が変わってきたからこそこういう問題も起きてるんだけど。
そうだよね。いろんな意味で過渡期だよね。
だから、離れていれば自由に振る舞えばいいし、また一緒になったら対等になって言いたいことを言い合ってと、状況によって変わっていけばいいんじゃないかな。
そうなると一人で自由に振る舞える所があると便利ですよね。お互いに別々の仕事をしたり作業みたいなものがあったりする場合は。
今までの夫婦関係ってダブルベッドに2人で寝ることが幸せだと思い込んでいた時代もありましたけど、過去の慣習を比較に出す必要はないんじゃないかと。
どこまでもコミュニケーションを
ということで、自分にとって「安全な人を探そう」と思うとなかなかそれは見つからない可能性があります。なぜなら自分の中で「小っちゃな池状態」になっている可能性がある。1匹なんかポっと入ってきただけでワー!ってなっちゃっているかも。
キャパシティだね。
なんでこんなキャパが小っちゃくなっちゃったのかですよねー。そして間口が小っちゃくなっちゃってるってわかったならちょっと冒険してみるのもいいですよね。
そういうお手伝いなら私達もできるね。
そうですね。それと自分がとても小っちゃな間口で安全な相手を見つけて、それが幸せかっていうと同じルーティンで危険はないけど退屈になってしまう可能性もあります。
そうそう。そこが夫婦関係の機微というか。今度は退屈しちゃうかも。
自分が思ってもいないようなことを相手が見せつけてくれるから腹が立つし、すごくケンカもしたくなるけど、そこにまた自分自身の新しい視野が広がっていくのが結婚生活だったりするからね。その度に話し合って越えていくことができればね。
どこまでもコミュニケーションだと。
どこまでもコミュニケーションだということでございます。
今日は以上です。
それではそういうような形で何かお悩みの方がいらっしゃいましたら、ぜひ体験カウンセリングをご利用いただきたいのと、今日の動画が良かったよっていう方はいいねボタンを押していただきたいし、登録がまだの方は登録ボタンを押してください。
では今日はここまでで、ありがとうございました。
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