婚活と親との関係にはかなり根深いケースがあります。
今回の婚活事例は、もともと大好きだったお父さんが浮気したため、
男性全体を「許せない!」と感じてしまった女性の事例です。
この女性の場合、リアルラブのカウンセリングの意味をとても大事に感じ、
その後の成長も大きく、お見合いではなく職場で結婚相手を見つけて
さらに仕事もステップアップしたというおまけつき!
まさに、事実は小説よりも奇なり!です。
こちらの内容はYouTubeでも公開中です!
本日のテーマ
父親の浮気が許せなかった婚活事例。
この人は「男性はリードしてくれるべきである」という思い込みを持っていて、なんか怒ってるんですよ。

言える範囲で、年代的には?
言える範囲で年代的には40過ぎていましたね。でもすごく美しくいい女なんですよ。「どうして今まで結婚しなかったの?」と思うくらいの謙虚そうな方で婚活していても引く手あまたでした。
ただその人、婚活すると「男の人に対して最後には怒っちゃう」っていうのがあって。

OKがでないというか。
そうそう。最初は交際終了になる理由は何だろう?と思ってたんですよ。よくよく聞いたら、「お父さんを許せなかった」らしいと。
こういう場合、不思議と小っちゃな頃はお父さんっ子が案外多いんですね。ずっとお父さんっ子だったにも関わらず、思春期ぐらいになった時、お母さんをほっといてお父さんがどっか怪しげなところに行っちゃって「お母さんをほっとくなんて許せない」と。
そしてお母さんのことをかわいそうになっちゃって、今度はお母さんの味方にずっとなってきた。そういう感じの選択をしてきたんですよね。
正義感が強いんですよね。
だから思春期を過ぎた後の進路選択もお母さんの期待に応えるような、そんな生き方をしてきたと。
男よりも仕事優先の人生
そんなお母さんのものの見方で見てるから、やっぱり「男なんかよりも仕事!」ってなっちゃうじゃないですか。男なんて裏切られるかもしれないしって。

なるほど。経済力をつけないと。
そうそう。いろいろ働いて仕事の世界で頑張って、そして、はたと気がついたら40歳を過ぎちゃった、という感じですよね。
そういう人って案外いると思うんですよ。とにかくそこで気がついて新たに自分の道を探っていくことができたのはすごくいいことです。
それで彼女が選んだのはフラワーコーディネーター。それは自分の好きな道だから、すごく一生懸命になれると。で、食べていくための仕事自体は派遣会社で働いて。

あーそういう感じか。
40歳過ぎてそういう状態っていうのは不安だしベストではないかもしれないけど、「自分自身が本当にやりたいことをやっている」と。心の充実度をすごくご本人も言ってました。母親に縛られず「やっと自分のやりたいことをやっている」っていう感じだったと。
父親への恨みが心のブレーキに
今後の課題として「パートナーを手に入れたい」ということで。

なるほど。次は。
だけど怒っちゃう。ちょっとした男性の失敗でも怒っちゃう。なんか厳しいなって。自分に厳しい分だけ他人にも厳しくて。情熱的だし誠実なんだけど厳しい人でしたね。

なるほど。
で、いろいろ話を聞いた結果、それ「お父さんが許せてないんじゃないの」っていう話になったんですよ。お父さんが許せないから起きているんじゃないかと…
「世の中の男性や、自分にとってある意味で信頼したり尊敬したりするような立場の人、例えば先生とかそういうちょっと上の感じの権威的な立場の人、そういう人達に対していつも怒りがないですか?」って聞いたら、そうだって言うわけですよ。
信頼したいんだけど信頼できないっていう葛藤状態。

信頼したいからだよね、怒っちゃうのは。
そうなんです。お父さんの構図と一緒。「お父さんのこと大好きなんだけどそれを信頼できない」って体験しちゃってるから。

お母さんと自分を裏切った!みたいな。
そうなんですよ。この怒りをどうするか。
皆さんよく「許すのが一番」と、過去を簡単に許したつもりになるんですけど、相手をすぐ許せたら今抱えている問題もないはずです。
ですから段取りが大事。まず大事なことは、そんなふうに「私は父親を恨んでたんだ」っていうことを「認めること」なんです。
「恨んじゃいけないと思いながら人は恨んでしまう」んです。恨んでいる自分の気持ちを、まず受け入れるのが大事。「恨んでいいんだ」と。
「私にはそれだけ恨まざるを得ない理由があったんだよね」ということで自分に納得させてあげる。
「自分を許し受け入れる」っていうことがある程度できるようになると、「お父さんに対する恨みを持ち続けたい」っていう気持ちってだんだん重たくなってくる。力が入ってて自分にとって苦しいわけです。
「この苦しさもあまりいらないか?」って気持ちになって、「まぁお父さんのことは今考えなくていいか。」みたいな気持ちが生まれ、だんだん忘れて行ったり、手放せていけるんですね。そうすると「許し」がどんどん進んでいきます。
そうすると周りの男性に対しても少しずつ和らいでいくんですよ。

なるほど。
人生を変える大きな気付きの機会が
非常に典型的な話なんですけど、だいたいそんな風に許しが進んできだした頃に彼女は言いました。「だいぶ分かってきました、いよいよ本当に出会いを見つけられそうです」と。
「湯田さんありがとうございました」って感謝をし始めて、「何かあったんですか?」って言ったら、自分がフラワーコーディネーターとして講師の仕事につけるチャンスがちょっと生まれたかもしれないと。
女性仲間と一緒に、あるプロジェクトを立ち上げたんですよ。
立ち上げる中で、向こうはリーダーでこっちは協力者なわけで、「リーダーに対して点が辛くなっちゃう」っていう今までのパターンがいっぱい出てきたんですって。でも「あっ湯田さんが言ってた『リーダーに対する不満』ってこれだ!」とわかったと。

自分で気づけたと。
そうそう。「こういうことも、自分の中でもっと許し受け入れるってことなんだな」って毎回毎回その出来事を受け入れ、自分のものにしていった。
「私が許せないと思ってたのは私の問題だったんだ」って。

相手じゃなくてね。
それによって「ずいぶん権威的なものやリーダーに対して『リーダーはこうあるべきである、男性はこうあるべきである』っていう自分の『べき』がすごい手放せてきたんです」って言うわけ。
「これはもう、パートナーはもうちょっとのタイミングじゃないかって思ってるんです」って言ってたら…。
多分それはきっと何かを感じてたからそれを言えたんじゃないかと思うんですが、やっぱり出会いがあったんですって。
お相手は職場の派遣先の社員さん。これがなんと13歳年下だった。

一回り?
そう、大体一回りですよね。だから相手は30歳そこそこって感じなんですよ。最初年齢差がわからなくて惹かれあったんじゃないかなとは思うんですけど。

お互いにね。
お互いに年齢を明かし合っても「それが何?」って感じで結婚まで進んだんです。

それは素晴らしい!
ただ後日談がありまして、親のところに行ったんですよ。

彼女の?
彼女の方は問題ない。彼の方の親に。彼の方に行ったら…ものすごく丁寧にもてなしてくれて、優しくて良い人なんですけど、後日彼を通して「この結婚は辞めなさい」と。

なるほど、反対された。
そう。それで泣いて駆け込んできた、「どうしましょう」って。けど私は「大丈夫、きっと親はわかってくれるよ」ってね。
こういう時ってここで動揺してしまって「親の言うことはおかしい」って怒ったり、いけない子としている感覚になっちゃうと意地の張り合いみたいなったりして最終的に終了しちゃう場合も多いですけど、本当にちゃんと2人の絆が深められていれば大丈夫。時間がかかっても親は納得して許すケースがほとんどです。
それから1年後ぐらいに便りが来て、私達はフランス婚(事実婚)を楽しんでいますと。

フランス婚ね。
苦しかった婚活の流れを変えたもの
親を許せないことで始まった彼女の苦しい婚活でしたけど、見事に若い男性も、仕事も手に入れ、自分の中の権威的存在や男性への葛藤を癒すことができたんですね。
このケース、権威的な社長さんに当たる人が女性だったことでちょっとハードルが低くなったし、お相手の男性が超年下だったからこそ、男性の弱さみたいなものも含めて優しく受け入れることができたんだと思うんです。そういう意味ではすごく成長しやすい手に入れ方っていうか。
最後の最後、向こうの親は許さなかったっていうオチがついちゃいましたけど、これもある意味逆だと思うんですね。
許されないって思ってるとすごく悲しい出来事だと思っちゃうけど、落ち着いた後の彼女は全然そういう感じじゃなかったんですよ。「彼女が許す方」なんです。

自分達を許さない両親を許せた、みたいな。
そう。やっぱり「親を許せた」んですね。
本日のまとめ
親はだんだん歳を取っていきますから、最終的には当然のことながら親の状況を受け入れることになっていくと思うんですよ。
あのものすごい怒りを手放すことができたらこそ、なんて若い男性が手に入っちゃったんだろう!みたいな。不思議な成果でしたね。
男性に対してカリカリカリカリ腹が立っちゃうような人、ぜひもしよかったら体験カウンセリングを使ってみてください。それではまだ登録してない人は登録お願いします。
では今日はここまでで、ありがとうございました。
さて、「リアルラブ」では30分3,300円(税込)のカウンセリング体験をおこなっています。
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どんなことでもお気軽に話してみてくださいね。
TEL:0120-348-145(10:00-19:00)
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