婚活している時、交際相手にすごく腹が立ったことはありますか?
成婚間近になると、時にプロフィールではわからない意外な現実が出てきたりして、とてもショックを受けることもあります。
成婚を見送って「人生を変えなくてよかった!」と思うような時もありますし、
時には警戒しすぎて、うまくいったはずの関係を終わらせてしまう場合もあります。
誰かを許せない時って、思い切り対象を拒絶しますね。
けれどそんな疑いの姿勢ではよくなる方向を見失ってしまう場合も多いのです。
大事なことは、二人でちょっとしたことでも正直に話し合う事。
二人で前に進める可能性を探ろうとすれば、許し合い、乗り越えることもできますよ。
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本日のテーマ
交際相手が許せない時ってありますよね?「許せません!」みたいな。
あんまりそういう激しい感じは…。
そんなにない?許せない!みたいなのありますけどね。
成婚間近で起きやすい
成婚間近とかそうなってくる時ですね。
なるほど、あるある。成婚がダメになる時とかね。
例えばどんなのがあった?
男性の方のリーダーシップを疑った時とか。「こんなに頼りない人だとは思いませんでした」みたいな。
あるある。家具も全部揃えて引っ越しの所にも入れちゃったのに「いつ引っ越す?」って言ったら「来月」とか言われて「何言ってんの、バカじゃないのこの人」みたいになっちゃって。
なるほど。期待が最高潮に達しているような時に起こるかもしれない。
うん「最高潮に達している」かもしれないし「距離が近づいてる時」じゃないかな。
心のね。ちょっと許し合ってる感じ。
そうそう。ある意味で肯定的に言えば「親密になり始めてる時」ですよね。それでハートを開いてるからこそ、「許せない」時はものすごい怒りの感情が出てくる感じ。
なるほど。僕はそういう感じなんだなって今自分で気づいた。
そうなの。どういう感じ?
だからすごく気を許したり。
私に気を許してくれたわけ??
理想で捉えてね。「本当にうちの妻はいい妻だな」とか「もっともっと幸せになれるぞ」と思った時、悪い態度を取られるとガッガリする。さっきはあんなに良く思い描いていたのにって。その繰り返しが多い。
ま、そうかもしれないですね。つまり「自分の希望的観測が現実よりも先に行っちゃった時」ですよね。(笑)
そうそう。まさに先に行った。その表現ドンピシャ。
そう考えてみると、ある意味「勝手な妄想」というか?
それこそ理想というか、期待というかね。
はい。「期待しすぎてる」っていう言い方もできますね。
期待に胸膨らみ勝手に自分で理想の家族をイメージしちゃって、平たく言えば「コミュニケーションが不足してる」っていうことですけど。
相手のペースとかね。
結局コミュニケーション不足の大元は「価値観が違う」ってこと。だから「価値観が違う」ということを前提に話し合おうというコミュニケーションすれば理解し合えるんですよね。
つまり腹が立ってる方に一方的な価値観「これが常識でしょ」って考えがあるわけ。
「普通そうでしょ」とかね。
ふつうこうでしょ!
つまりですね、(ヒロに)あなたがそうやって「いい夫婦になれる」って思ったのは、あなたの側に「普通そうでしょ」があると。それが「期待を裏切られた」ってなっちゃったってことですよ。
だから現実とは違うことをちゃんとわかった上で「こうありたい」って言うなら冷静なはずだけど、そうじゃなくて「普通こういうものでしょ」「これが常識でしょ」という意味の「常識」という価値観が人によって違うってこと。
普通の?
そう。普通っていう価値観が違う。もうすでにこの段階で。
「世間」とか「夫婦」とかそういう価値観が違う。そこを擦り合わせる必要があるんだけどそれが擦り合わせられてないってことですよね。
交際相手に腹が立つことがいっぱいでどうにもならなくなると別れることになるじゃないですか。それは結婚しててもそうですけど、「もうやっていけないです」って別れるケースが多いんですよね。
別れちゃいけないとは思わないんですけど、ただそうなってくると体がいくつあっても足りないぐらい疲れちゃう可能性がある。
「許せない感覚」をまずちょっと見つめてみませんか?と。
「許せない」っていう気持ちは「怒り」ですよね。外側のものを排除するエネルギーです。「絶対こっちへ来るな、傍に寄るな」みたいな。
それはわかるな。怒ってる時ね。
いわゆる親密になろうとするエネルギーの逆を行ってるわけですね。その真逆な「本当はもっとこうしてもらいたい」っていう気持ちが、ものすごくあるってことですよね。
自分自身の大きな葛藤の中で「許せない」ってものすごい分厚い壁を体に作ってるじゃないですか?腹が立ってる時っていうのは心に壁を作ってますよね。
そこってすごく疲れちゃうんですよね。ストレスいっぱいですしね。そこには「何かを生み出そう」っていうエネルギーがなくて、ただ自分自身を「侵入してくるものから守ろう」っていうエネルギーですよね。
相手の弱味を見つけたとき
結婚生活をこれから一緒に過ごそうと思っている真剣交際状態の人が、弱点があるのが分かった瞬間に「許せない!」ってなっちゃって破談に終わることがよくあります。
その弱点は本当に許せないことなのか?もうちょっと吟味してあげた方がいいような気がするんですよね。
ありがちなことは「実は貯金が全然ゼロだった」とか「いくらか借金があった」とかそういう具体的なことだったりします。プロフィールには「借金いくら」って書く欄ないですからね。
貯金はあるけどね。そう、借金はないね。
だから何も悪いことしてないんですけどね。そんな話が出てくると「えー!だまされた」となっちゃうこともありますよね。
そういう場合、その出てきた現実をどこまで受け入れられるか?じゃないですか。問題とその人をセットで考える必要があります。
そうそう、「その人とセット」という意味では例えば「その人はとても素晴らしい人だけど、その人のお母さんがひどすぎる!」というのはよくある話ですよね。
それはよくあるね。
ご親族は「セット」なんですよねー。
それこそプロポーズ前後とかね。
そうそう。好きだし近づきたいと思っているその相手が、本当に自分にとって信頼に足るかどうか?その時期は特にナーバスになって、すごく怖がっているわけですよ。
無意識的には、いわゆる「問題を発見することで安心したくなる」心理も働いていて。
「やっぱりお母さんが許せない人だったわ!」みたいなね。「やっぱりこの人変な条件があったわ」となって、「あの人は諦めた方がいいんじゃないかしら?」っていう、今までの「不幸だけど安全な状態」に自分を戻そうとするエネルギーが。
「人生変えなくて済んだ…」とかありますよね。
そうそう。人生変えなくて済んだって言ってた人いましたよね。
人生を変えるのは誰でも怖い
大体そういう時ってバタバタ喧嘩しちゃって相手も「もう二度と会いたくない!」と早々に自分で決めちゃって「あれで良かったんです私!人生変えなくて良かったんです…」って発言が出る。だから、私たちはもう終わってしまった段階で聞いているので「そうだね」って言うしかないんですけど。
そうね、終わってしまえば励ましてあげるしかないね。
自分自身で決断したのだから後悔してもらっても仕方がない。「それはもうあなたがベストの選択をしたんだよ」ってことになるんだけど、もうちょっと手前の、そういう不安がいっぱい押し寄せてきてる時にいろんなお話を聞かせてもらったりすると、意外に大した問題じゃなかったりするのに大騒ぎしているケースもあったりして修復出来たり。
誤解だったりとか?
そうそう。過剰に不安だったりしますからね。
例えばお相手の親との挨拶で何か言われたと大騒ぎしてたら「なるほど!混乱しちゃいますよねえ。お母さんはどんな理由でそんなこと言ったのかしらね」とか質問すると、少し相手の立場に立って考えてみることで、結果が変わる事も多いですね。
だから本当に「別れて良かった!」ってこちらも思うケースももちろんありますけど、どんなに素晴らしい相手でもある意味共通していることは、新たな世界に飛び込む時には人は誰でも不安になって恐れたりして後ずさりしようとしたりするってこと。だから、そこで不安材料を見つけて「いやいやちょっと待ってください!」って言いたくなる人は多いんです。
そこを勇気を出して向き合って、二人で越えていく。力を合わせてですよ。1人で越えるんじゃなくて。「なんか自分がこういう感じなんだけど大丈夫かしら?」「大丈夫だよ僕はこうするよ」みたいなことで、2人で話し合って前へ進んでいく事ができれば、そこでまた全然違う世界が開けてくるんですよね。新たな世界が開けてくる。
そのこと自体が「パートナーシップ」という生き方なんです。
価値観の違いだけで「やっぱりこの人はダメだったんだ!」って考えると何回も離婚することになっちゃう。離婚もいいけど、労力がかかりますものね。
そうね。
本日のまとめ
1人の人とずっとやっていくというのは
「相手の問題を自分の問題として受け入れていく」ってこと。
その時に結局必要になってくるのが「許す」ってことなんですよね。
それを言いたかったんだね。
許すってすごく大事。時間がかかることもあるので重大なことをあまりすぐに決めないことも大事かもしれないですね。
そこがポイントかもね。すぐ大きな決断をしない。
その相手と、もう1回向き合ってみる。ダメならそれは仕方がないですけど、やってみると案外太い絆が生まれてくる可能性も高いです。
これが、パートナーシップの鍵だったりします。
なるほど
ということで以上です。
パートナーシップの問題、それから親子関係なんかもそうです。
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では今日はここまで。ありがとうございました。
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