婚活が進まないのは心のクセ?愛着関係を見直してあなたに合った結婚へ

婚活 疲れた…

婚活しているのに望む結婚がなかなか手に入らないとお悩みの方へ。

うまくいかない原因の一つがアタッチメント(愛着関係)です。

結婚相談所で婚活をしている方の中にも、愛着スタイルが影響しているケースが多いです。

結婚相手を見つけるためにも、男女関係におけるアタッチメントを理解しておきましょう!

NHKスペシャル「アタッチメント “生きづらさ”に悩むあなたへ」

そこからの視点で婚活、結婚生活を見つめ直しています!

結婚生活は「お互いに対等なアタッチメントの関係」です。

(こちらのブログは下記YouTubeと共通のテーマです。)

この記事を書いた人
湯田佐恵子

2000年、"婚活カウンセリングの結婚相談所リアルラブ"を開設。27年目。
そもそもは自分の結婚をどうにかしたくて学び始めた心理学やセラピー、カウンセリングだったが、今や婚活相談以外にも人間関係/夫婦関係/性/子育てなど、カウンセリング実績のべ10000回以上。

*2014年「心のブレーキがわかればあなたも結婚できる!」出版。
*人間力研究所認定MFBトレーナー
*NLP研究所認定マスタープラクティショナー
*認定NPO法人こころのビタミン研究所理事
*エニアグラムファシリテータ

本日のテーマ 婚活がうまくいかない原因は「愛着関係」かも?

アタッチメント。初めて聞く人がいるかもしれませんね。

NHKスペシャル24年「君の声が聴きたい」というシリーズでアタッチメントを取り上げていました。

アメリカでZ世代の視聴者を中心にSNS上でアタッチメントに関する情報が総再生回数14億回と紹介されてましたが、それくらい今注目されている考え方です。

アタッチメント(愛着)とは?

アタッチメント(愛着)とは:

主に親子関係の中で築かれる情緒的な結びつきのこと。人との信頼感や安心感の源です。

これは、全ての人間関係の、あらゆる関係性の大元に繋がる考え方、ということですね。

私達はこの動画の中で以前「愛着障害」という言い方でこのアタッチメントの不安型や回避型をお知らせしてきました。

子供にとって親という存在がどれほど自分の安全基地としての役割を示すか。親という存在を元に自由に動き回れる。親がいるからこそ自分は遠くまで安心して冒険ができる。

親の存在が安心を脅かすような状態になる時に赤ちゃんはもうすごく動揺してしまうことが、番組でも紹介されていました。

愛着スタイルは変えられないのか?

まず最初にお伝えしたいのは、NHKスペシャルで言っていましたが…

いくつになってもアタッチメントは形成できるということ。

それを断言していたのが、大きな希望になりますよね。

アタッチメントはいくつになっても形成しなおせ

「子供時代に親がいつもスマホばかり眺めてたからほっとかれてしまった」など、幼少期に体験した心の傷は人の数だけありますよね。

私達は子供の頃の傷は治らないようなイメージをついつい持ってしまいますが、「いつの時代もそれは形成できるむしろ、再形成の方が大事」だと。

その観点に立てば、トラウマに負けることはないかもしれません!とても明るい情報です。

番組では実例として、親と何らかの問題があって親から離れて過ごすことになった子供を紹介。児童施設でアタッチメントについて学んでいるスタッフさんがその子供達に対応している今現在の姿が長く描写されました。

その子が思春期を超えていくまでずっとその関係を続けていく事になるので、しっかり親子関係に近いアタッチメントを形成していくことで、愛情関係や人格形成を育んでいくんですね。

相談し合うことでもアタッチメントは形成されていく

番組では、学校内での取り組みも紹介していました。クラス内で、1対1になり「最近どういうことがありましたか?」「悩んでることがありませんか?」「こういうことがありました」と、カウンセリングのように向き合ってシェアしあう様子。

普段ワークショップで私達もシェアしあっていますが、こういったこともアタッチメントの再形成に役立つんですね。

子供達の感想としては、「やっぱり人に相談したり頼っていいんだなと思いました」と。

1人で我慢ししなくていいんですよね。

愛着スタイルがどう婚活に影響を与えるのか?

それでは、婚活とアタッチメントの関係です。

自分には誰かが「必要」。だから婚活で相手探しをしている

健全なアタッチメントが形成されていないと、その自分の状態を誰かに埋めてもらいたくて、そのために恋愛を求めたり、婚活アプリや結婚相談所を使うところがあるように思います。

「自分には誰かが必要だ」という、ある意味性急な感じがあると、あまりに焦りすぎてなぜか見つからないという悪循環にはまったり…

「こういう人でないとダメなんです」とか「会う人会う人好きになれないんです」など。不安で執着が強く出てしまう。

また、あまり婚活してないのに「私は結婚向いてないんです。異性とデートしただけでもいい経験になりました」と、相手に近づきそうになる前に自らフェイドアウトしてしまう人も。

婚活してるならちゃんと見てあげるべきという期待

問題なのは期待です。

私達は親とのアタッチメントが感じられなかったことで「私は愛されてない」と思ってしまいます。

親にも当然様々な事情がありますから、「ちゃんと見てもらえた感じがしない子供時代を過ごした」と感じている人は多いと思うんです。

ただ、それが不満だったから、自分はそうはならないぞ!と「親になったらちゃんと見てあげなければ」とか、「婚活してるんだから相手をちゃんと見てあげるべきだ」と自分にも過剰に期待してしまうとただ苦しいし、むしろ婚活のブレーキになります。

自分にも過剰に期待してしまうと、むしろ婚活のブレーキに

過去の1人の人に執着をすることもよくありがちですね。

「人に愛された」という強烈に幸せな体験をしたあとに相手とうまくいかなくなった場合、「親から愛されてなかったから彼からもやっぱり捨てられた」と、なってしまいます。

親は何らかの事情があってしばらく置き去りにせざるを得なかったのかもしれない。でも、子供にとってその瞬間の喪失感って大きいですよね。

幼少期の愛着関係の傷が癒えなくて思春期以降も苦しんで、リスカやオーバードーズなど、強烈な承認欲求で癖になってしまう人もたくさんいます。

親との愛着関係で生まれた傷は癒せるということを伝えたいです。

結婚生活とアタッチメントの関係

子供時代はいろいろとあっても、意図すれば新しく愛着関係を作っていく事ができるんです。

私達が「結婚したい」と思うのも、案外基本は無意識に自然治癒的な方向に枝葉を伸ばすように、作られているのかもしれません。アタッチメントの対象を求めていくのが結婚ですものね。

結婚とは「お互いの安全基地」になること

結婚とは、「お互いがお互いのアタッチメントの対象者」になって安全基地を作る。

家庭とは、その2人の絆が子供にとっての安全基地になる。子供はこの安全基地を得る。

それが代々繰り返されてきてるんですね。

番組でも、親が傍にいて安心が手に入ると、赤ちゃんは勝手に何かにチャレンジしにいきます。

大人になっても私達は人生でずっとこれを繰り返しているんですね。その探求の対象も変わっていくけど、その基本にあるのは愛着関係の中で作られる安心安全なんですね。

結婚して、その結婚生活の中で私達はそれぞれ仕事に行って帰ってきて、その安全基地に戻ってくる。お互いがお互いの安全基地になる。大人同士のアタッチメントです。

婚活を成功させるために、愛着関係を見直す。

さあそれでは、愛着関係を互いに築き上げることができるような素晴らしい結婚をするために、自分自身の愛着関係をどんな形で見直すことができるのか?

あなたの愛着スタイルは回避型?不安型?それとも両方?

愛着スタイルは4通りあります。

  • 安全型(安定した愛着。問題はない)
  • 回避型(距離を取りがち)
  • 不安型:(依存的・過剰な心配)
  • 恐れ・回避型(複雑な不安と回避)

安全型以外の、一つ一つについて解説していきますね!

愛着スタイル「回避型」の人が婚活を成功させる方法

回避型の特徴

  • 「結婚したい気持ちはあるけど、相手と深く関わるのが怖い」
  • 「1人にいる方が楽だと感じる」
  • 「相手からの愛情を重く感じ、距離を取りたくなる」

このタイプは、相手と親密になりすぎると自由を奪われるという無意識の恐れを持っていますが、本人も無自覚なことが多いため、親しくなりそうになると何かの理由で交際終了しがち。

婚活成功のポイント:

1、「結婚=自由を奪われる」という思い込みに気づくこと

2、無理に自立しすぎないこと。

3、小さな信頼の積み重ねを意識する。

自立しすぎるとますます人から距離を取りがちのため、信頼がキーワード。これによって親密への怖れがやがて克服されていきます。ついついその場から逃れようとしてしまいがちな自分を受け入れ、気長に自分自身と向き合うことです。

愛着スタイル「不安型」の人が幸せな結婚をするためには?

不安型の特徴:

  • 「相手のちょっとした行動が気になってしまう」
  • 「すぐに返信が不安になる」
  • 「相手が自分を好きかどうか、常に確認したくなる」

このタイプの人は、「相手に見捨てられることへの恐怖」が強く、そのために相手を試したり、過剰に執着してしまう傾向があります。

婚活成功のポイント:

  1. 「相手の行動=愛情のバロメーター」ではないと理解する

  2. 自己肯定感を高める

  3. 適切な境界線を持つ

    • 「相手にも個人の時間が必要」
    • 「相手をコントロールしない」
    • 「結婚は対等な関係」

相手に依存しがちのため、承認欲求に振り回されて自分の選択を尊重しないと自己否定がさらに強くなってしまいます。あなたを幸せにさせるのは自分だけ。「愛を欲しがることよりも愛を与えることを意識しましょう。

「怖れ・回避型」人が婚活を成功させる方法

怖れ・回避型の特徴:

  • 「結婚したい気持ちはあるけど、親密になるのが怖い」
  • 「相手に近づきたいのに、いざ関係が近づくと逃げたくなる」
  • 「相手が去るのが怖いのに、自分から関係が壊れてしまう」

恐れ・回避型の人は、過去の経験から「愛されるリスクがある」と考えている。「どうせうまくいかない」と思い込み、無意識に関係を壊してしまう傾向が。

✅婚活成功の3つのポイント

1、「結婚=傷つく」と思いつくかどうかを振り返る

2、安全な相手と少しずつ関係を深める

3、感情のコントロールを学ぶ

恐れ・回避型の人は、「自分の本音を吐ける関係」が少ないため「深い関係になると傷つく」と思い込み距離を取ってしまうことが起こります。一歩一歩信頼を積み重ねることが重要です。

改善方法:

  • 「今自分はどう感じているか」を意識して、日記やメモに書いて整理する。
  • 「不安」の対処=深呼吸・マインドフルネス・カウンセリングなど。
  • 「関係が怖い」と思ったら信頼できる人に相談する(第三者の視点)。

あなたの婚活を成功させるために

何度もお伝えしますが、愛着関係は改善可能です。

自分自身の傾向を理解し、つい衝動的に行動してしまう癖に気づき、受け入れていく事で、自分自身のいつものパターンとは違った選択ができるようになります。

「結婚できない理由」がわかる診断ツール

まずは自分自身を知ること。

リアルラブのオリジナル54タイプ別の性格診断というページに、様々な無料診断があります。

ご活用ください。

婚活カウンセリング(メンタリングセッション)の活用方法

愛着関係に問題を感じている方は、素晴らしいお相手が現れても、なぜかうまくいきません…。

そして、普通の結婚相談所のお相手検索のための婚活カウンセリングでは問題は解決しません…。

愛着関係専門の心理カウンセリングを受けましょう。

リアルラブのメンタリングセッションは心理カウンセリングです。精神的な孤立感や無価値観なども改善されます。続けていくと自分自身のパターンが見えてきて、婚活以外の様々な人間関係も改善されていきます。

私どもリアルラブは25年間、この愛着関係と向き合ってきました。問題を抱えていた方々も癒され、幸せに成婚していきました。成婚者の声はこちら。

婚活中の現会員さんの声にもありますが、職場や生活面で成長した様子がわかります。

どんなことでもお気軽に話してみてくださいね!

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