生涯未婚の方が年々増えていっています。データからもわかりますが、
結婚相談所に来る方の話からもそういった事情が伺えます。
今回は結婚に対して意欲的になれない人の原因について、
私達の考える理由をお話します。
最新の生涯未婚率ってどれくらい?
今日のテーマは「生涯未婚の一番の原因」です。
生涯未婚率っていうのがあるんですよね。
最新の調査によるとですね、生涯未婚率は男性が25.7%・女性が16.4%ですから、男性は4人に1人、女性が5人強に1人が生涯未婚だと。すごいことだよね。
だから予測によると2040年には2人に1人は未婚になるんじゃないかと、このままいけば。もっと遡ると、2010年は男性が20.1%、女性が10.6%。だから2010年から2015年にかけてすごく増えたってことですよね。
自分の事しか考えていない?
生涯未婚の一番の原因、これ私達の考察でございます。2つに分けました。
「自分が人と関わって苦労するよりは、やっぱり1人で傷つきたくないし快適が良い」。
知り合いの人で面白い人がいたんですよ。まだ若い男性なんですけど、
僕はジェットコースターには乗りたくないんだと。それと、犬とか猫とか毛のある動物は嫌なんだと。ジェットコースターに乗ると胃がでんぐり返って「ウッ」ってなっちゃうんだって。毛がある動物は高校時代に猫を飼ってる彼女が、バレンタインの時に猫の毛がくっついたチョコレートをくれたって言うんですよ。まあ彼女のことも可哀想なんですけど、それ以来毛が駄目になりましたって。
私、思わず聞いてしまったんです。「え?それで女性は大丈夫なんですか?」って。
「何でですか?」って言うから、「女性だって…『毛』が生えてますよ」って言ったんです、「ご存知でしょうけど」って。「あぁ…それは、大丈夫です」ってちょっとおろおろした感じで言ってました。
苦手なところが駄目だ駄目だって言い始めてると、女性と男性の肉体関係なんて案外嫌なものは嫌じゃないですか?生々しいですよね。人の体液とかね、生々しいじゃないですか。臭いとかね。
潔癖主義。そこが難しいですよね。
まぁそういうことだけでもなくて、「本当には自分のことしか考えていない」っていうのは悪い意味でもないんですけど。
なんていうかな、自分自身の生きる道っていうのがあって、相手の生きる道を尊重すればするほど、「相手はこういう人生だそうです、僕はこういう人生を生きようと思っています、だからお互い受け入れられないなと言って別れました…」みたいな…。
こういうケース案外あるでしょう。「なんでそれ話し合わないの」って。2人でネゴシエーションしなさいよって思うんだけど、自分自身の道を曲げられないっていう風にすごく思っちゃうのかな。
社会でも経済的にも第一線で頑張ってる人ほど、自分はとにかく受験も含めて頑張ってきたって思っているじゃないですか。「そうじゃない人の不利益を被るのは嫌だ」みたいな考え方がどうもあるような気がする。
それって国際的にも今「移民を断る」みたいな問題と共通してますよね。「これしか食料がないのをみんなで奪い合うことになったらどうなっちゃうんだろう」っていう不安や怖れがいっぱい出てくるんですよね。
でも結婚するっていうのは、2人のお給料で一緒に働いてればその分だけ楽になるんですよね。ただそれは想像つくんだけど、「子供を産む」となると、完全に私達が提供する側じゃないですか。それは、ほぼ20年以上に渡って、2人でお金を集めて提供していくことになるわけです。当たり前の事なんですが、私自身それに対する恐れってすごいありましたよ。
「自分以外の者に関わりを持つと自分の資源みたいなものが奪われる」みたいな…。
それは全てに渡ってお金だけじゃなくて健康とか時間とか。
そういう人は本当は悪い人じゃないですよね。だからこそ他人を尊重し、「それ以上に入り込まない」って事で自分の枠を守っている。
だけど、悲しいじゃないですか、そういうのって。それが本当に幸せなのか、です。
築き上げてきたものを守るだけの人生が。
すごく思うんですけれども、そういう人って「人に迷惑をかけたくない」思いが強すぎる。恐れが強すぎるわけですよ。その恐れを超えるってことによって幸せになれる。
自分の事を考えていない?
家族の犠牲になったり親との癒着があったりとか、そういうケース。この人みたいな人。
まぁ独身時代ねそういう傾向あったね。
だから結婚する気にならない。
自分は別に犠牲だとは思ってないんだけどね、そこがある意味問題かもね。1人では気付けないよね。
結婚する気にならない。自分の事を考えていない人っていうのもまた人が良い人が多いですね。自分自身がどうしたいっていうとこを後回しにしちゃうんですよ。
要は家族との癒着、親との癒着っていうことが多いんです。「親との癒着を自分がしてるんだな」っていうことにまず気付きが必要。すごく親に振り回されていて、すごく親のせいになってる人もいるし、でも、じゃあ自分が本当に幸せになろうとしてるかどうか?ってところもあるんですよ。
そうそう、全部親のせいにして結局そのままずっと、その関係性の中で埋没しているとかね。一歩踏み出せないとかね。
私のところに来る人っていうのは、そこに気付いたからいらしているので、「ずっと親と癒着してたんです」っていう話を最初のカウンセリングで話してくださる人が多くって。
「母親とずっと癒着をしてて父親を責めていました」とかね。
それが40近くなる頃にやっと気が付いたと。
母親と癒着してお父さんを責めてるんだけど、お父さんを責めると男全般を責めたいって言う状態になっちゃうんです意識が。
だから本当にお母さんを守るために全世界の男と戦うみたいな、お見合いしても次から次へと「この人は駄目あの人は駄目」っていう風になっちゃう。
足元みしちゃうっていうか、そういうマインドになっちゃうんで。
そこから、自分が頭では親との癒着だってことはカウンセリングの中で解っていても、自分の見え方が本当の意味で変わっていくのは案外何年かかかったりするんですね。
ただそういう人はたくさんいますけどね、ちゃんと成婚してますからね。男性への見え方が変わっていくっていうことです、丁寧にね。
実践の中でね。
なので、「生涯未婚の一番の原因」みたいな言い方はすごく暗くなっちゃいますけど、とにかく1,自分の事ばっかり考えてしまって、異常に人と関わるのを恐れる人。
2,そしてもう片方はすごく自分の事を考えられない人。
だからこっちは切り離しし過ぎるわけ、こっちはくっつき過ぎるわけだ。
だから決して幸せな環境なわけじゃないんだけど、ずっと居続けちゃう。そういう人って女性多いよね、あぁ男性も居るか。
男性も居ますよ。いっぱい居ますよ。
やっぱり男性の方が結婚するって事に対して意欲的になれない人って多いんですよね。
この家族との癒着の話だけど、結局家族はそんなに悪気があってやってるわけじゃないんですよ。実際、この本人に結婚願望があんまりないんじゃないかなっていうことを事実として知ってるわけですよね。
そうすると「結婚する気もないんだから、逆に生きがいっていう意味でもこの人を頼ってあげよう」という気持ちにもなったりするわけね。
だけど生涯独身じゃなくてやっぱり結婚をしたいってこの人が心から思うとしたら、本当に自分のことを真剣に考えて頼っている親や家族に伝えないといけないですね。
「僕はやっぱり結婚したいよ」とか、「将来僕のことをずっと当てにされても困るよ」とか、そういうことをまず言ってあげて。
家族関係は、話せば分かることだから本当に。つい「話しても分かんない」って思っちゃうんですよね。「子供の頃からずっとあんな風に理不尽に言われ続けてきているし、あの人は絶対に話しても分かんない」って言う風に私達は思い込んでるんです。
でも不思議なことに、お父さんやお母さんじゃない別の人に同じこと言われたら、すぅーっと入るんですよ。
だから2人の関係の中で思い込みが重なってるだけなんです。その思い込みを1つだけでも外れることができると、ものすごくお互いに信頼し合える。
自分の中の「親はこういう人だ」っていう思い込みから出ることさえできれば楽に話せるんです。そのために私達はカウンセリングが必要だって言っているんですね。
案外簡単なんですよ。親との関係が良くなったっていうのは、2,3回のカウンセリングでグッと良くなっちゃう人たくさんいますので、気になったらお声かけください。
ということで生涯独身でいたいあなたはそれでいい。結婚したいんだったら是非前向きに。
よかったらご相談ください。
さて、「リアルラブ」では30分3,300円(税込)のカウンセリング体験をおこなっています。
あなたの持つお悩みを明確にして、自己理解を深めていきましょう。
どんなことでもお気軽に話してみてくださいね。
TEL:0120-348-145(10:00-19:00)
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