婚活女性からダメ出しばかリだった男の成婚!【成婚秘話】

婚活 男性

「結婚は、男女が我慢しあうもの」…?  

30代後半の婚活男性は、本当に愛しあえる結婚生活なんてないと、

たかをくくって婚活を始めました。

出会っても、見合い相手に説教されたり?!…

何度も傷つきまくった彼は、とうとう婚活をあきらめようと退会宣告。

けれど「結婚の喜びを知ってほしい。改めてもう一度やってみては?」

と説得され、再チャレンジをした彼は、何かが変化していたのです…!

女性からダメ出しばかりだった男の成婚。

この記事を書いた人
yuda

「私、結婚できないかも…?」若いころから超自己肯定感が低く、やっと40歳を前に一念発起。心理学・性格学・カウンセリングやセラピーを学び、41歳で結婚・42歳で出産。実体験をもとに「婚活カウンセリング&結婚相談所リアルラブ」を開設し、夫とともに今年で22年。婚活だけでなく夫婦関係、子育て、セックスレス、妊活などの相談も好評。

本日のテーマ

こないだ成婚報告会がありまして、会員さんに何人も集まっていただいて。

オンラインですけどね。

ご夫婦になる奥様と一緒に話を聞いていただいたんですけど、なかなか感動というか気付きがありまして。

うちの男性会員さんですが、どうも「女性に対して苦手意識が拭えない」って思っていて、すごく交際自体が大変だったそうなんです。

一部読ませていただくと、

「婚活を始めてからもどうにも女性に対する苦手意識が拭えず、大抵の仮交際は『女性からのダメ出し』で終わってしまっていました。

今だから言えますが、【結婚なんて、どうせ男女が互いに妥協したり我慢しあったりするものなのだから、自分の本音を丸ごと受け入れてもらえるわけなんかない】というある種の「諦観」のもと、活動していましたので、当然お見合いの方にもそのことが見透かされていたのだと思います」

って書いてあるんですね。

結婚に対してネガティブな思い込みが

その方夫の担当だったのですが、「『度々自分の方にばかり意識が向いていて相手に意識が向いていない』。『信念や価値観との深いところにまで踏み込めていない』、とご指摘を受けていました。」って書いてある。

そんな厳しいご指摘を?

んー?

この方自身の受け取り方がネガティブなんですね、おそらく

これは「レクチャー」をしていたわけです。一つは、

意識が自分に向いている時は自意識過剰になっているよ」つまり

相手の様子を見てないとどんな気持ちでいるか気が付かないよ」とね。

もうひとつのレクチャーは、

「その人の持っている深い信念や価値観まで話を聞く方法」ですね。

普通に会話してても仲が深まらない場合、少し突っ込んだ質問をするといいんです。

例えば「そういうふうに思ったのは、なぜなのかな?」とか、

「それは一体どういう意味があったんだろう?」とか、

そういう丁寧な質問すると、深い信念の奥底が見えてくる、と言ったことをレクチャーしたんですねきっと。

うん。交際中、デートを3回4回て重ねていった時、関係を深めたいですよね。

「これは1つのやり方だよと、それをやると切り開くことができるよ」と。

けど、この(ネガティブな)表現!

「そんな指摘を受けていましたので、相手の方を不安にさせてしまっていたであろうことについては未だに『悔やんでいます』」と…。

何も(笑)、悔やまなくても!

もうダメ!退会します

とにかく、自分にがっかりして「もう駄目だ、もう退会します」っておっしゃって、その時に夫がね、

その方に諦めてほしくないから、君に助けを求めたんだよね。もうちょっと客観的にこの人に振り返ってもらおうと思って、担当交代をおすすめしたら「是非」ということでした。

「そこで一旦気持ちを立て直して、あと1人2人だけお会いしてそれで駄目なら今度こそ結婚を諦めようって背水の陣で臨んだ」っていうんですね。

恐らく、夫のカウンセリングとは違って緊張感も増したろうし、そこで腹を決めたのかなとも思いますし、偶然といってみれば偶然なんですが、担当が変わった瞬間に今の成婚者さんと出会ったわけですよ。

「素晴らしい素敵な方でびっくりしました!彼女の方も私に好意を持っていただけて」と。

3回目くらいには「この人と成婚するんだ」みたいな。

私の方は、それまで相手に対して「詳しい質問など出来なかった」っていうような話を聞いていましたから「ねぇこのことは聞いてみたの?」「あっちの話はどうなってるの?」とチェックを入れたり。

特に「この人はバツイチみたいだけど前の夫との関係は聞いた?『どうして別れたのか』は必ずどこかで聞かないと気になりますよね?」とかね。

やっぱりね、すごく心が優しくって、人を傷つけることを恐れるタイプなので、踏み込んだ質問っていうのはなかなかね…。

踏み込んで質問しようかな!と一生懸命質問して、相手からちょっと適当な答えが返ってくると、もうそのまんま終わって「じゃあ違う話題」みたいになってしまって…「それじゃ踏み込んでないじゃん?」と。

踏み込んだ質問をする時はまず「ちょっと聞いていいですか?」とさりげなく聞いてみるといいんです。相手にそれなりの覚悟ができるんですね。

で、「どうしてこうだったんですか?」と聞いた時に「それはちょっと今は言いたくありません」って言ったら…「そうですか、じゃあまた言いたくなった時に」と言って優しく引き下がる。それを無理やり開けちゃうともうブーですからね。

ただ、だからと言って慌てて話題を変えたりしちゃうと、いつまた次に同じ質問をしていいか分からない。

ジャブをちょっとずつ打っていかないとストレートが入らないですよね!

なるほど。それは出来たんだ、彼。

そうよ。っていうかそれだけじゃなくて、だんだんだんだん彼女の誘導によって、どんどんそういう話は自然とできるような感じになってたと思いますね。

結婚の成否を分けたもの

だから、最初にダメ出しばかりくらっていたっていうのは…

別の相手の子とね、それまでの何人かの女性。

私達からのダメ出しじゃないですよ、お見合いした女性からのダメ出しね。その女性からどんなふうに言われてたのかは分からないんですけど、彼はそつがない感じでプロフィール的にも悪くないのでそれなりに女性側は期待するんですけど、それ以上に踏み込めないのがおそらく彼の問題だったのかなーと思うんですね。

そういう時女性って、男の人に対してジャッジがくだるじゃないですか。結局「モテない男だったんだ」とか、「女慣れしてないんだわ」とか。

期待してた分ガッカリみたいなあるのかもしれない。

でもこの成婚したお相手の女性の方は、そういう気持ちは全くないんですよ。そこが素晴らしいなと思って。

うん、そこに感銘を受けたっていうか。

何だったのかなってくらい。

同じ男性なのに何故こう女性によって評価が違うんだろうと。

推測したのは、やっぱり彼自身がそれこそ「背水の陣で臨んだ」っていう、今度はなんとか決められないだろうか…と思って決めようって臨んでいったのと同時に、彼女の方にも何かがあったのかな?って、「そうやって決心して臨んだんですか」って聞いたら彼女「違います」って。

彼女にとって恩人にあたるような大事な人がいて、その人が自分の伴侶を亡くした時にあまりにも悲しんでいたと。それを見た時に、逆に「そういう、心から愛しあう結婚もできるんだ」って、結婚に対してもパートナーシップに対しても、もう1回希望みたいなものを見つけたっていうか。「そんなに素晴らしいものなんだ、もう1回やってみようか」ってなったって。

一期一会(瞬間の幸せ)みたいなことも言ってましたね。

彼女は、前の結婚でちょっと失敗感とか挫折感とかあったわけですね。希望をなくした。

そうですね。結婚に対して、彼の言っていた「諦め」のようなものもきっとあったと思うんですが、ご自身にとっての大事な人がパートナーを失った体験を深く共有して、初めて「パートナーを持つことの喜び」に目覚めたんですね。

それでもう1回婚活をやろうと。彼女の中にビジョンがあったんですよね。

ビジョンが見えてるっていうか、こういう結婚がしたいみたいな。

これが面白いんだけど、彼女の中には「ビジョン」があった。

彼に対してジャッジをくだしていた女性たちは彼に対して「理想」があって現実の彼にジャッジをくだした。

でも、彼女にはビジョンがあってそのビジョンに引き寄せられていった結果、「彼と会った瞬間に育った」。面白いですよね。

つまり「ビジョンが現実化」して、「彼の現実がビジョン」に育てられた!

彼をそのビジョンが選んでくれたっていうか、この人ならってなにか思えることがきっとあったんでしょうけどね。それこそ信頼っていうかね。

彼女の中に結婚のビジョンがあった

彼女の中に上手くいく結婚のビジョンがあったから、そこに吸い寄せられていくように彼自身も同じ方向に生きていくことができたって感じがしますよね。

彼も早い段階でありのまま本人を受け入れてもらえてるって体験を何回もしてるわけだよね。その3、4回のデートで。それでこの人と結婚するんだろうなって思えたっていうからね。

そういうことですよね。「パートナーシップなんてこんなもんだろう」って思ったら間違いなんですよね。そこじゃないでしょうかね。

彼のことを期待しながら最終的にダメ出しをしていった女性たちの中には、理想があってその現実とのギャップでダメ出しがでるわけですよね。

理想っていうのはその理想に向けて「今の現実が良くないから改善していく」みたいな構図になっている。だからすごく「僕は努力不足でダメな人間だ」なんだと彼は感じてしまった。

成婚していった彼女は内側にビジョンがある。結婚のビジョンが。

その結婚のビジョンっていうのは、「現実以上の本質的なもの」ですよね。

パートナーシップの本質的なもの。愛し愛されて支え合っていくっていう。そしてそれは弱点も長所も全部丸ごと受け入れて2人で創っていくみたいなね。

2人でインスピレーションを与えあうみたいな、何かを築き合うみたいな、そういったビジョンだと思うんですよ。

だからそこで全然同じ人間なのに、結局

「改善しなきゃダメだ」って思ってしまう結婚なのか、それとも

「ありのまま丸ごと受け入れ合うんだ」っていう結婚なのか

ってところですよね。

同じ男性なのに全く違う見られ方っていうことが生じちゃった、そんな素晴らしい結婚をしながら、オチでございますけれども…

最終的に「僕にはもったいないような彼女をゲットしました」とかって書いてあって、「キミキミ!そこが問題ではないかね」と私にダメ出しをくらっている彼でした。

どういうこと?

「自分にもったいない」。もったいないってのは、「彼女が当たり前でそして彼がそれより下がってる」。そうじゃないでしょ?って。

「対等」てのは、「自分が当たり前」。彼女はもっと前を進んでるって意味。

やっぱり対等であるっていうことが大事で。

そっか、対等さをなくしてるってことね一瞬。

「僕があの素晴らしい彼女に愛されたことは、本当になんてすばらしい奇跡なんだ!」と受け取ろうと。

なるほど今の分かりやすかったよ、対等さの意味がね。

自分を卑下してしまうと、卑下されたところまで彼女も下がっちゃうんです。

人より必然的にたどり着けるのが低いよね。

お互いを尊重しあうってことをしませんとね。

ちょっとメモしとく。

今日はそんなところです。ぜひですね、お互いを丸ごと受け入れあうみたいなそういう結婚のビジョンを目指して婚活していきましょう。

だからお見合いでだって全然大丈夫!ってことですよ。

そうですよ、ハートが開いてもうラブラブでしたもんね。

今日はここまでで。ありがとうございました。

 

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