【婚活心理】70点の相手ってアリ?映画『傲慢と善良』に学ぶ結婚の決め手とは

婚活 必勝法

「結婚相手に求めるのは70点でもアリ?」

映画『傲慢と善良』で印象的だった“70点”という言葉。

これをきっかけに婚活の現場で実際によくある迷いや心理を解説します。

婚活が長引く原因のひとつに、自分の「本当の望み」に気づいていないことがあります。

今回は、70点という評価の意味を深掘りし、

「結婚に踏み出せない人の心理」や「自己評価が結婚を左右する理由」など、

リアルな婚活の課題を探っていきます。

 (こちらのブログは下記YouTubeと共通のテーマです。)


この記事を書いた人
yuda

*湯田佐恵子プロフィール*
2000年「婚活カウンセリング&結婚相談所リアルラブ」を開設し夫博和とともに今年で25年。そもそもは自分の「結婚できない症候群」のため学び始めた心理学やセラピーだったが、婚活相談以外にも、人間関係、夫婦関係、妊活、子育てなども好評。

映画『傲慢と善良』から考える“70点”という婚活基準

婚活心理をお伝えしている東京・恵比寿にある結婚相談所、

婚活カウンセリングのリアルラブ 婚活メンターのさえ&ひろです。

本日は「結婚相手の価値70点を考察 」!

私たち「傲慢と善良」という 映画を見ていろいろと気づきがありまして。

婚活のシビアな場面がいろいろね。

そうなんです。それと「70点」というキーワードが話題になりましたよね。

70点の相手では結婚できないのか?

映画の中で、主人公が「彼女との結婚したい気持ちは70%くらい」と語った一言が波紋を呼びます。

悪友たちの「あの子と結婚したい気持ちは 何%ぐらいあるの? 」という質問に男性側主人公のカケル君が「70%ぐらいかな。」と答えたら「え? 70%? それってさ、【相手に対する評価が70点】ってことだよね?」と言われてしまったと。

婚活アプリでは「2年付き合って結婚しない」はNG?

でも実は「自分が結婚に進む気が70%」ってことではないかと。

彼は「結婚したいとはなかなか思えなかった」そうで、以前出会い系アプリで 交際始めて 結局2年近く結婚しないままお付き合いをしていたそうで。

悪友の女友達が 「婚活アプリなのにそんなに待たせるなんてありえないよ」と言ってましたよね。

本当にそう思います。結婚相談所は「3ヶ月で成婚。長くて6ヶ月」です。

彼は以前の元カノが結婚してほしいと言った時に結婚が決心できていれば幸せになったかもしれないと思っているにもかかわらず…。彼女は彼が結婚すると言ってくれないから去っていったんです。結局その元カノさんは彼と別れた後あっという間に別の人と結婚し子供もできたりして。

理由はいろいろ言ってましたよね。 「親から引き継いだ会社が大変なんだ」って。

「結婚に踏み出せない理由」がどこにあるのかを見極めることが重要ですね。

「70点」という評価は、実は“自己評価”!

男の人にはありがちですが、「責任感を過剰に意識するタイプ」なんじゃないかなと思います。

私たちの会員にも結婚になかなか踏み出せない方いましたよ、かけるくんみたいに 本当に結婚したいと思っているにもかかわらず、逃がしちゃう…。

「あなたは70点」と言われたら嬉しい?落ち込む?

さて、70点のお話ですが、

そもそも自己評価として「あなたは70点です」と言われたらどんな気持ちか?ですよね。

例えば私だったら…「70点もつけてくれたの?」って喜んでいる…かも?

そうなんだ。!僕はちょっと低いかなと思うけど。

そもそも自分が70点を相手につけそうだし。そうしたら「同じだ」と思えない?

うーん、もうちょっと高い方が 結構ダーってなるかもしれない。

じゃあ、 自分が70点って評価されたら?

ちょっと落ち込むよ。 かつ丼の「上」じゃなくて「並」みたいな気持ちかな。

まあね。ただ、違和感なのは「点数」。点数って一律的じゃないですか。

何が高く加点されているのかはつけた側の一方的な価値観なのかもね。

なるほど、数値だけでお互いに分かった気になっているということね。

数値で相手の価値を測る婚活の落とし穴

結局、 例えばスペックで言いますけど、それこそ主人公のかける君っていう人は小説の中でも「こんな優良物件がどうやって今までずっと一人でいたんだろう」などと言われてましたよね。

物件で言えば、例えば都会の中で駅近で…などという物件が一般的に「優良物件」と言われていて、多くの人たちはその場所を優良というんだけど「 海の近くでなきゃ自分はダメだ」という人もいると思うんです。それをマイノリティというのかもしれないけど、だからと言ってその人に70点とか30点っていう評価は少し違う気がしませんか。

そうだね

マジョリティ的な価値感に自分が引っ張られずに「やっぱりこうしたい」と思えている人は「70点」と言われてもあまりピンとこないでしょう。なんだかわかってもらえてない感じはしそうですね。

結婚相談所のカウンセラー曰く「点数っていうのは自己評価なんです。」

映画には前田美波里さん扮する群馬の結婚相談所の先生が出てくるんですけど、その方が言ってるセリフで「結局点数っていうのは自己評価なんです」と。

つまりかけるくんの「自分自身に対する評価」なんですね。 これは、なかなか眼蓄があります。

カケル君は自分のことを「自分は70点くらいの人間だ」と自己評価しているんだ。

まさに、そんな感じですよね!

「70 点の相手」という意味を、後半になればなるほど分かってくるわけです。相手と正直なコミュニケーションをするまでは、本当の意味では分からずに。

お互いが仮面をつけて点数化しているんだね。仮面同士で

つまり、70点という数字を聞いてどう感じるかは、自分の中にある“他者評価に対する敏感さ”や“自己肯定感”が関係していそうですね。

一般的には、婚活市場では“条件(スペック)”で相手を評価しがち。多くの人が100点に感じるようないわゆるスペックの高い人でも、「自分にとっての幸せ」が手に入るとは限りませんよね。

そもそも多くの人は、自分が「何に幸せを感じるのか」が不明確だから、かもしれないですね。

婚活がうまくいく人の共通点は「欲しいものがわかっている」

結婚を決断できる人は、自分のビジョンを持っている

映画の中で「自分が欲しいものがわかっている人は結婚が早い」という結婚相談所の名言が登場。

結婚相談所のベテランカウンセラーの名言で、「結婚が早く決まる人は、自分のビジョンが見えている人。自分が欲しいものが何か分かっている人」と言いましたよね。

自分が結婚したいと思ったら何を決め手にしているのかがわかっているというのは強いですよね!

この映画の中で、主人公まみさんがお断りしたお見合い相手の男性が結婚したいきさつやそのお相手の女性がなぜ結婚を決意できたのかが映像でわかります。

例えば、フードコートで食べ物を頬張る子供を面倒見ている女性をどう感じるのかは本当に人さまざま。その様子を心からの幸せと受け取れている男性の明るい顔は、見事に「自分が何を欲しいのかわかっている顔」になっているんですね!

「ピンとくる相手」は待つものではなく、育てるもの

「この人だ!」と感じる瞬間は、ただ待っていてもなかなか来てくれないですよね。婚活の一つ一つの出会いや関係性の中で、自分自身が“ピンとくる”状態を育てていくといいです。

待っていては来ない。かかわりを意図することが大事。

本音のコミュニケーションを積み重ねた先に、「この人がいい」と自然に思える瞬間がやってきます。

コミュニケーションによって、ネガティブ条件がむしろ「決断力」に

年齢やリミットが具体的にリアルな結婚をイメージできる

フードコートで子供に食事をさせている女性と結婚したのは、主人公まみさんの元見合い相手だったんですが、この方の背景が本には書いてあります。

その男性は主人公まみさんとお見合い後、その女性と知り合って付き合ったんですね。

そしてその頃ちょうど仕事で他の土地に移動させられるかもしれない状況になり、この交際をちゃんとしなくちゃいけないと思い「結婚を視野に入れて交際してくれませんか」と切り出した。

そうしたら彼女が「もしそれで結局終わりになったとしたら?それだったらもう結婚した方が良くないですか」と言ったそうで。

彼はとても感激して「よし、じゃあ結婚しよう」 と決意したと。

この話、かけるくんの「70%だから結婚に対してなかなか決断ができない」という彼のパターンと逆ですよね。

「僕に対して結婚しようと言ってくれた…」と感動した彼とは違って、かけるくんはどこかで 自分を高い位置に置いている気がしませんか。 まみさんもそうなんですけど、自分は市場価値が高いとなぜか思っている。目の前の人の魅力に対して心を開いてないというか。

むしろ自分の頭の中の固定的な価値観の方ばかりを優先し、足りないところばかり見ている感じ。

頭の中がいっぱいなので、よほどの何かが起きないと「ピンと来ない」って なっちゃうんですよね。

実際ピンと来るってことは何なのか?ですよね。

だからこそ、そのピンとくるような関わり方が大事ですよね。

何かを待ってもダメなので、関わっていく中で意図することです。「お互いにドキドキする瞬間を共有したい」と。

行動の一つとしては、「本音のコミュニケーション」が有効です。

「70%」だったはずのお相手だったのに、意外な魅力が見えてくる。

「もうこの人で十分。全然妥協じゃなくてこの人がいいです。」と変化していく可能性が生まれる。

お互いをリアルに体験できるわけだ。

そう。それだけじゃなく、お互いが率直に語り合うことで決断しやすくなるんですよね。

誰でも自分が持っているその人の「事情」ってありますよね?

例えば「もうそろそろ40だから出産適齢期過ぎちゃうかも…」など、むしろそのことこそが、お互いに相手を必要としていると思えてむしろ決断しやすくなりますよね。

「不利な条件=絶望」と思っていたことも、互いの事情を伝え合うと、「それじゃ結婚して転勤先に一緒に行く?」あるいは「数年後に戻ってくるまで新居で働きながら留守を守る」など具体的な「決断のきっかけ」になることが多いです。

婚活は“自分を知る旅”。本音で向き合うことで進展する

「妥協」ではなく「納得」の選択を

「傲慢と善良」のストーリー も最終的には全部ひっくるめて、「ああそういう苦しい体験にも意味があったんだな」と 思わせるような映画になってますね。まだ観てない人は必見です。

婚活も辛かったりすることもあると思いますが、前に向いて相手を知っていこう、自己発見していこうと意欲を持つと楽しくなってきますよ。

その人にとって何がかけがえがないかわかってきたりしますね。

そのことで、自分自身が70点と評価したお相手でも、自分自身の見方が変わったり、まだ見ぬ自分に気づいたりすることで「むしろこの人がいい」と思えるようになることが多々あります。

何かを感じ「この人と本音で向き合いたい」と気づくことが、結婚の近道かもしれません。

お相手をちゃんと見ずに「もっと条件の良い人」を探していると、満点のお相手は見つからないし、見つかったと思ってもやがて不満を見つけてしまう…そんな繰り返しをしていませんか?

🧭 最後に|あなたにとっての“かけがえのない相手”とは?

「婚活相手に点数をつける」ことは、目の前の方の真実を見ている事にはならないのでは?

むしろ「自分が何を大事にしたいのか」に意識を向けてみる。

自分の方向が見えてくると、見違えるように自分が出会いたい人に出会えるようになってきます。

あなたにとって”かけがえのない相手”とは―

あなたが大事にしたいことを共有し、支え合ってくれる人です。

婚活カウンセリングのリアルラブはあなたのビジョンを共有し具体化します。

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